プレイキッズガーデン遊び場レポート・ボールプールの効能

 8月最後の休日、今日も微妙な天候でした。雨は降らないけど、涼しいというか肌寒い日でした。来週から夏休みも終わりいよいよ9月です。台風も来ていてまだ秋を楽しむ、みたいな感じではありませんが。。。

 さて、今日のブログは当施設でも人気のボールプールについてです。施設の中でも1、2を争う人気。飛び込んだり、泳いだり、ボールを投げたり・・・その遊び方は多様で、大きめのボールプールには複数のこどもが一緒にコミュニケーションをとりながら遊ぶことができます。

 ボールプールに入ると、ボールによって水に浮いたような感覚になることができます。沢山のボールがつま先や腕など、様々な場所に接触する事で、こどもの感覚の中の「触覚」が刺激され、それが脳へと伝わり運動神経の発達を促します。ボールプールが「感覚統合訓練」の一つとして世界中の病院や施設で使用されてることなどは、他のHPなどにも良く書かれています。

 感覚統合とは、脳に入ってくるいろいろな感覚を、うまく整理したりまとめたりする能力を指します。体を動かすための動作を行う為に必要な感覚を整理する機能です。

 感覚統合に必要な感覚は触覚に加え「固有受容覚」(筋肉、腱、関節などで感じる、手足の位置や運動の様子、物の重さなどの情報を脳に伝え、体をスムーズに動かす機能)と「前庭感覚」(平衡感覚ともいわれ、頭の傾きや動き、スピード、重力を脳に伝える)の2つがあります。触覚と合わせたこれら3つの感覚の成長は、その後の保育園、幼稚園、学校での活動での勉強や言葉、集団行動、情緒等に影響を及ぼします。  

 もし、0−3歳までの早期成長期に感覚統合が十分に成長していないとどうなるのでしょうか?わかりやすく言うと情緒面・対人面、言語面に成長に問題が起こることがあります。例を挙げると、 落ち着きがなく、周りの刺激(感覚入力)にすぐに反応してしまう、注意や集中ができない、更には感覚刺激に対して鈍く(頭を叩いたり、自分から強烈な刺激を求める)、微細運動(ひも結びや箸の使い方など)が苦手になったり、その他に言葉の遅れなどもあります。

 やや長文になりましたが、健全に成長する要素として触覚の育成は重要ですよ、ということで、遊びながら触覚を育てるボールプールは素晴らしい、ということが分かるかと思います。

 触覚を育てるには水や土、砂、鉄や木など様々なマテリアルに触れることも重要です。室内と外のあそびもバランス良く、こどもの感覚を育てていく必要があります。

 プレイキッズガーデンにあそびに来た際にはぜひ短時間でも良いので、ボールプールに足を入れることをお勧めします。できれば全身、ボールに埋まった状態で1分程度全身にボールを感じることができる状態になるのがお勧め。全身に何かが触れている状態、全身の触覚が働いている状態というのは水以外ではふとんの中などもありますが、なかなか探すとないものです。皮膚全身で触れることが重要です。

 ぜひ、埋まりに来てくださいね。

 


















































































プレイキッズガーデンブログ

当施設は、『楽しいヒラメキのあそび場』をコンセプトに0歳〜小学生までの子どもが自ら考えてあそぶことを目的とした施設です。ブログではワークショップのスケジュールやあそび場の状況などをお伝えしていきます。

0コメント

  • 1000 / 1000